二重埋没法は、希望の幅、形(平行型か、末広型か)眼瞼の状態(分厚いまぶたか、薄いまぶたか)手術の既往歴(過去に何回も埋没をやっている等)アイプチの使用歴、皮膚のタルミ、コンタクトの使用歴(眼瞼下垂などがないかどうか)などによって理想のオペの方法を決めていきます。また、二重埋没法は大きく分けて、瞼板に糸を留める瞼板法と挙筋に糸を通す挙筋法の2種類あります。術前のカウンセリングで、どのやり方が患者様に最適なのかをご提案させていただきます。
埋没穴は、メス、CO2レーザー、高周波メスなど、まぶたの状態によって、選択させていただきます。
医師側から、その方のまぶたの形により、お勧めする二重と言うものはあるものですが、必ず、その方自身がなりたい二重と言うものもあります。そのすり合わせをすると言う意味でシミュレーションは非常に重要です。
このような形になりたいと言う希望を最大限に重視して、アドバイスしながら、デザインしていきます。
術後、しばらくは、麻酔の量や体質により腫れる方もいらっしゃいます。二重の幅も、希望より幅広に感じる方もいるかと思いますが、時間の経過とともに馴染んできますので、ダウンタイム中も気長に最終形を待ちましょう。最終形は3ヶ月後になります。
埋没法の術後にみられるダウンタイムとして患者様が最も気にされるのが、まぶたの腫れや内出血です。ダウンタイムの期間としては、個人差はありますが、腫れは翌日が最も腫れ、2日〜1週間程度、内出血は赤紫色〜緑色〜黄色と変化しながら吸収されていきます。ほとんどがファンデーションで隠せる程度のものですから、過度のご心配は必要ありません。
当院では、埋没法の術後の腫れや内出血の対策のために、リラックスガス麻酔や、リラックス麻酔などで患者様が極度に緊張しないように、まぶたが力んで、出血が広がらないように、細心の注意を払って施術を行います。
施術後の痛みについては、痛みを抑えるための内服薬を処方いたしますので、そちらを服用いただくことで、コントロールすることができます。ただし、個人差がありますので、痛みに弱い場合などは、カウンセリング時に医師にご相談ください。
感染防止のための内服薬、眼軟膏が出ますので、指示通りに投薬してください。
術後何かの心配事やトラブル等ございましたら、執刀医の予約をお取り下さい。
またプレミアム法では、糸にこだわり、最も細い、心臓血管外科で用いるPV DFという糸を使用しております。これは、組織になじみやすく、また長期間にわたって体内劣化しにくい、という性質を持っています。長期間にわたって糸が体内に存在し、きれいな二重まぶたを長時間維持することをご希望であれば、このプレミアム方を推奨いたします。
(他にプレミアム法がございます。詳しくはスタッフまで。)
単一の点で留めるのではなく、皮膚側、劍板側に無数の点である線でラインを作る方法です。それによりしっかりとしたラインで二重まぶたを作ることが可能になります。1針と2針さらに3針でしっかりとラインを作ることもできます。その方のまぶたの形や体質によって1番良い方法をお勧めさせて頂きます。
またプレミアム法として、より腫れにくく、より内出血しにくく、ダウンタイムが最も少ない方法も、余裕があればお勧めいたします。患者様にとって内出血したり腫れたりすることが最も苦痛であり、日常生活にすぐ戻れないことが最もストレスフルであること、このような心配や不安がある方には多少高くてもプレミアム法をお勧め致します。
また二重まぶたの形状として、末広型、薄めの奥二重、くっきりした幅広平行型など、皆さんの希望される形状はいろいろです。希望されてもまぶたの形や厚みによってできないこともありますが、なるべく患者さんの希望に沿った結果が出るようにカウンセリングを十分にさせて頂き、最も患者様に合った方法を提案したいと考えています。
まぶたの厚みは、まぶたに近いほど薄くしなやかで動きやすい皮膚をしていて、上に行けば行くほど分厚く動きの鈍い皮膚になっていきます。
例えば、まぶたの厚い人に幅広型の二重まぶたを作ると、糸が取れやすかったり、食い込みがありいかにも整形した二重まぶたになったり、黒目が半分隠れて眠たそうな目になったりと、いろいろな欠点も出てきます。埋没する小さな穴から上眼窩脂肪を取るオプションも合わせて行うこともできます。
食い込んだ不自然な二重まぶたや、眠たそうな目が嫌な方には、いわゆる『黒目整形』と言われる黒目をくっきり開いた状態でパッチリした印象与える、切らない埋没型眼瞼下垂の手術があります。挙筋腱膜を短縮するので楽に目が開き、くっきりした印象の目を作ることができます。
糸も非常に細い糸を使い、組織になじみやすい、体内劣化の少ない心臓血管外科の手術で使う種類の糸、PVDFを使うこともあります。
目の形が違うように、体質やまぶたの形状も違うので、その人に応じたベストな方法で患者さんの希望に合う結果が残せるような手術を心がけております。
1針でも黒目がパッチリ開き、黒目整形は完成しますが、蒙古ひだなどが強い方は、しっかりと二重が出来るように、内側に二重(2針法)、外側に二重(3針法)をお勧めいたします。
二重まぶたを糸のみで作るのは、そうならないように努力はしますが、糸が切れて一重まぶたに戻ったりする可能性もあります。それが嫌な方は、切開法と言って、まぶたを切開して二重まぶたを形成する方法、切開法があります。なるべく体に負担がかからないミニ切開法、しっかりと端から端まで大きなカーブを描いて切開する、全切開法があります。両者とも眼瞼が厚ぼったく、腫れぼったい方には、眼窩脂肪除去やまぶたと眉下の間の皮膚がたるんでいる方には皮膚のたるみ取りも合わせて施術することができます。皮膚のたるみをとることによりアンチエイジング効果もあります。
特に切開法の場合は、このような二重になると言うシュミレーションをしっかりとして、患者様の希望を反映できるようにカウンセリングを行いながら施術を進めていきます。
また幅広の二重まぶたを希望される場合、黒目が眼瞼に少し隠れて、眠たそうな目になることもあります。それをクリアするためには、挙筋前転を加えて、いわゆる眼瞼下垂術の二重まぶたを作る方法をお勧めします。
その場合、以下のように、すべてのオプションをつけることができます。
またその全てを望まなくても、上眼瞼の皮膚のたるみ取りだけ希望や、上まぶたの眼窩脂肪を取り除くなどのオプションがございますので、その人の目の形や形状によりカウンセリングをさせていただきます。
眼周りの整形につきましては、なるべく1回ですべての希望を満たして、長い時間持続するような方法を選択した方が良いので、それは人によって全く違いますのでしっかりとしたカウンセリングとシュミレーションが必要になってきます。疑問や不安がない状態で施術を受けて頂ければと思います。