診療内容

お子様の近視抑制治療

近視について

正視

近視


近視とは、眼の内に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、網膜にピントが合わない状態です。原因として、眼球の長さ(眼軸)が正常よりも長い場合と、角膜や水晶体の屈折力が大きい場合があります。近視の原因のひとつとして、眼軸長が伸びることがあげられます。特に成長期に体の発達とともに眼軸長のバランスが壊れ近視になるケースが多いとされていますが、その因子には「遺伝」と「環境」の2つが影響しています。

なぜ、近視の進行を抑制することが大切なのか

子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。 近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。 そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

治療の対象

  • 6歳~12歳くらいまでまでの学童期のお子様
  • 軽度または中等度の近視の方

低濃度アトロピン点眼について(調整麻痺薬の点眼)

調節麻痺薬は毛様体筋の緊張状態を取り去り、筋肉が弛緩して水晶体が伸びるようになり、仮性近視の症状を抑えることができます。
最近では低濃度アトロピン点眼が、副作用を最小限にして、なおかつ十分な近視進行抑制効果が得られることが海外の論文で示されました。

アトロピンには近視の進行を抑制する効果があることが昔からわかっていましたが、副作用による影響(散瞳作用、ピント調節麻痺作用)が大きく、治療として応用することができませんでした。しかし、濃度を薄くしても十分効果があることがわかり、100倍に薄めれば散瞳作用も調節麻痺作用も通常問題になりません。

日本でも、低濃度アトロピン点眼の副作用は軽微で実生活に影響を与える程度ではなく、継続使用が可能との報告がなされていて、現在日本の大学でも臨床試験が始まっています。

低濃度アトロピン0.01点眼薬の特徴

  • 副作用がほぼ皆無の良好な近視進行抑制薬と言われております。
  • 近視の進行を平均60~70%軽減させると言われております。
  • 日中の光のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要です。
  • 目の遠近調節機能(手元を見る作業)に殆ど影響を与えません。
  • 近見視力の低下に殆ど影響を与えず、更に進行性眼鏡も不要と言われております。
  • 毎日必ず就寝前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法になります。

治療方法

点眼薬は1日1回、就寝前に点眼してください。

寝る前以外に点眼しないでください。副作用が出る可能性があります。
1本の使用期限は1ヶ月です。1ヶ月過ぎたら余っても捨ててください。
使う時以外は冷蔵庫で保存してください。

さらに当院ではコンタクトレンズ装用による近視回復治療、オルソケラトロジー(外部サイトへ)を行っております。
オルソケラトロジーにも小児の近視の進行を抑制する効果があることが報告されており、低濃度アトロピン点眼と併用することも可能です。

現在オルソケラトロジー治療を受けている子供さんは、低濃度アトロピン点眼を併用することにより、理論的には現代最高の近視抑制効果が得られる可能性があります。ぜひ、御相談ください。

費用について

低濃度アトロピン療法は、自費診療(保険適用外)となります。

初診時の診察代薬代1ヵ月分

  • ¥3,000(税抜)

再診時の定期検査、3ヶ月分の薬代

  • ¥8,000(税抜)

またこの治療に伴う合併症等の治療等も全て自費診療となり10割負担になります。 また、同じ日に自費診療と保険診療してはいけないと言う約束事がありますので、近視進行抑制治療の診察日に、保険診療は受けられないことになります。つまり定期検査の日に、例えば花粉症の治療と言う事はできませんので、必ず別日でお願いいたします。
またどうしても自費診療は経済的に無理だと言う方は、保険診療で受けられる治療がございますので医師にご相談下さい。

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