診療内容

花粉症

花粉症とは、花粉によるアレルギー反応のことで、症状は主に目と鼻に現れます。免疫という防御機能が花粉(アレルゲン)に対して過剰に働き、花粉症の症状が出ます。 花粉が飛ぶ時期は、2月から4月にかけてのスギ花粉が最も多く、全体の80%を占めています。

症状

目のかゆみ・充血・涙目・異物感などがあり、目の周りやまぶたがはれることもあります。目以外の症状として、くしゃみ・鼻汁・頭痛・咳などがあります。 また上記の症状の他に、食欲不振・不眠・イライラ感・倦怠感・集中力低下などの精神神経症が出てくることもあります。

治療

目の症状・鼻炎症状には、目薬・飲み薬・点鼻薬等で治療をします。花粉症の症状をおさえるためには自覚症状が出る前に、早期治療が大切です。花粉が飛び始める2週間くらい前から治療を開始することにより、花粉症の症状を予防したり、期間中の症状を軽減することができます。薬を使用してすぐに治る訳ではないので、医師の指示に従って根気よく治療を受けることが大切です。

生活上の注意点

  • 外出はなるべく避けましょう。
  • マスク、眼鏡、帽子、マフラーを着用して花粉を遠ざけましょう。
  • 花粉を家の中に入れないようにしましょう。
  • ファストフードや加工食品の摂りすぎに注意し、バランスのとれた食生活に改善しましょう。
  • たばこやお酒、刺激性の強い香辛料などの摂取は控え目にしましょう。
  • 皮膚を鍛え、ストレスをなくすよう心がけましょう。

初期療法

花粉の飛散日は、毎年テレビのニュースで放送されますが、だいたい2月初旬です。 その2週間前から抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤などの点眼薬、内服薬を事前に飲んで、体の中の細胞膜が安定化し、悪さをする原因のヒスタミンが、細胞外に出ないようにする治療法が本来の根本治療となります。
つまり、1月末から抗アレルギー剤の点眼剤、内服薬を毎日欠かさず持続することで花粉症の時期に快適に過ごすことができます。
今頃花粉症がひどくて、辛い思いをしている方は、来年こそは1月半ば過ぎにクリニックにいらっしゃるようにして下さい。

症状が出るまで放置していた人に対して、抗アレルギー剤抗ヒスタミン剤を処方し、お薬が効くまでの間に、症状がひどくてすぎて夜も眠れない、日常生活が困難であると言う方々に、また、初期療法で初めから薬を使っているが、薬の作用で眠気が出ると言う方々に、今の症状を抑えて、日常生活の質を高める方法があります。

代表的な方法に以下のようなものがあります。

花粉症の注射① 減感作療法

ヒスタグロビンは人免疫グロブリンに微量のヒスタミンを加えた血液製剤です。感染症関連の検査やウイルス除去/不活性化などの安全対策は講じていますが、これらによってウイルス等の感染性を完全に否定することはできません。なお、本剤は昭和42年に国内で発売以来、感染症をおこしたことはありません。このことをご理解したうえで、同意される患者様のみ当院では本薬剤を使用することにしております。

【作用機序】

(1)好酸球の浸潤を抑え、アレルギー症状の悪化、慢性化を抑えます。

(2)肥満細胞からヒスタミンの放出を抑え、アレルギー性鼻炎の症状を改善します。

(3)ヒスタミンに対する抵抗力を与えます。

副作用:じんましん・喘息発作・頭痛・注射した部の痛み・発熱・ショック(まれ)

★注射してはいけない方

本剤に対しアレルギーのある方・喘息発作がある方・妊婦または妊娠の可能性のある方注射時に他の手術をする方安定剤・鎮痛剤を飲んでいる方(注射期間中に飲んでしまった場合、当日の来院はご遠慮下さい) 月経直前及び期間中の方(注射期間中に生理になった場合、当日の来院はご遠慮下さい) 当院では必ず上記を患者様に確認のもとに、注射を行っています。

  • 1回分ヒスタグロビン+ノイロトロピン注射

→ 1割負担の方110円、3割負担の方320円
他に初診料、再診料、診察料、薬代などは別途かかります。

  • 注射は予約なしでも直ぐできますので、受付にお声をかけてください。

花粉症の注射② ひどい症状を劇的に抑える筋肉注射

巷で花粉症は注射1本で治る?といわれているステロイドと呼ばれる副腎皮質ホルモン剤(ケナコルトA)の注射については、花粉症の症状が劇的に良くなる一方で、注射部分の皮膚の陥没や副作用の面が報告されています。
本来の花粉症の治療、抗アレルギー剤を主にした、内服薬や外用薬の投与を、花粉の飛散日の2週間前(1月中〜末)から開始し、1日も欠かさず飲んだにもかかわらず、

  • 夜眠れないほどのひどい症状、
  • 抗アレルギー剤による副作用である眠気がひどく、仕事や勉強や運転に支障が生じ、日常生活に非常に差し障りがある
  • その上で薬の副作用等を理解し希望される方にのみ注射をします。 こちらも保険がききますので希望される方は診察の際に院長に相談してください。

花粉症ボトックス(自費診療)

ボトックスを鼻腔に滴下するだけの5分程の治療で眠気や倦怠感もなく、つらい鼻水・鼻づまりを緩和します。

高濃度のボトックス(ボツリヌス菌)を鼻腔に滴下し、鼻の粘膜に浸透させます。鼻の粘膜の副交感神経の興奮を抑えることで、花粉症による鼻水・目の痒みを改善します。他の花粉症治療との併用も可能です。

治療の特徴

  • 鼻腔に滴下後、約10分横になり鼻の粘膜に吸収されるのを待つだけという手軽さで、数十分~数時間で効果が現れ始めます。
  • ボトックスを飲み込んでしまっても、喉の粘膜や嗅覚への影響もないとされているので安心です。
  • 副作用はほとんどないので、内服薬による眠気や倦怠感が苦手な方にもおすすめの治療法です。
  • 痛みもありません。(鼻に細い管を挿入する違和感のみ。)
  • 約1週間~1.5ヶ月間効果が持続します。(個人差があります。)

※ワンシーズンに2回が目安です。

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